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エッセイ 右往左往item list

右往左往は1月4月7月10月に更新します。


木庵の日々の出来事をつぶやいております。どうぞお楽しみください。
 

右往左往 2026 04

毎日走り回っているつもりでも所詮大自然の掌で右往左往しているのが関の山そんな私のひとりごと(紫野 木庵 庵主 公童法師)No120 


転迷悔悟(てんめいかいご)パソコンでネットサーフィンしているとエヤーダスターと言う風圧で埃を飛ばす拳銃型の商品を見つけた。最近お寺などで落ち葉を集めるのに庭師さんが使っておられるのを見かけるが、大きな音が心配だった。取り寄せてみると手のひらサイズで風圧は三段階に切り替えられ弱なら音はほとんど気にならなかった。早速書棚から始めると本の上に乗った長年の埃が舞い上がるこれは便利一冊ずつ掃除していると「ようこそ ようこそ」昭和五十三年の師とのインタビューをPHPの担当者がまとめられた冊子。読み進んでいくと「転迷悔悟」迷いを転じて悟りを開く、仏教の基本的な考え方で「三界を流転する」三界とは「欲界」貪欲六道(地獄餓鬼畜生修羅人間天上)の世界。その上に「色界」貪欲をはなれた世界、清らかな三十三天の世界。その上に「無色界」澄んだ世界で高潔な精神だけの世界と説かれている。その三つの世界を我々は流転しているといわれる。その「転」に目をつけると流れながら、都度、転じていく、離れようとするのではなくその中で転回していけばいい。「反対のスイッチ」と呼んでおられる「欲界」で右往左往し苦しみの中にいるかもしれないが「反対のスイッチ」を入れると「無色界」に住んでいる、いや住まわせてもらっていることに気付く。案外幸せとはそんなものかもしれない。

 

  身に余る 念珠手にして なに祈る 春の昼寝か 転迷悔悟   (公童法師)

 

いろは説法13(お陰さん 日本人の宗教) 先の冊子「ようこそようこそ」に「華厳経」とはの問いに「おかげさま」「ごたがいさま」「ひとごとじゃない」と答えておられる。「おかげさま」の「かげ」は目に見えないあらゆるもの、あらゆる力、あらゆるはたらきによって支えられているという、その「かげ」だから「お」と「さん」をつける。「ごたがいさま」自分に不都合な相手を、ゆるしている自分を否定し、逆にゆるされている自分を肯定する。ゆるされている自分という深い思いの中に、はじめて自分を発見する。「ひとごとじゃない」自己否定の極限、自分を空しくしていく努力「無」です。ドイツに行かれた時「無」と問われた時「腹が減ったらなんでもうまい」と答えられた、先にお腹を空っぽにしておくことで全て受け入れることが出来る「空」のことらしい。人が作った料理を私が食うのではなしに、作った人と一体になるために、己を空しゅうするのだそうです。何年か前本山で新しい念珠を分けてもらった、集まりでちょっとかっこよく見えると思ったけど縞黒檀に水晶で出来た念珠は重く早くも数珠玉をとうした糸が切れた、水晶を外しすべて縞黒檀に作り変えたがまた糸が切れた。伸縮性のある糸に変えてもらい緩い目に仕上げてもらい今のところおさまっている。ええかっこしいは「欲界」そして「反対のスイッチで、」こちらの希望を叶えてくれる職人さんのお陰さんは「色界」無念に務める朝夕の法要は「無色界」か。「転迷悔悟」なんのその、まだまだええかっこうしたい彼なのだ。


 

 


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