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時代箪笥の木庵田中は明治時代の和箪笥(骨董たんす)をリホームリメークして今の生活に使える時代箪笥を販売する京都の家具屋です。

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エッセイ 右往左往item list

右往左往は1月4月7月10月に更新します。


木庵の日々の出来事をつぶやいております。どうぞお楽しみください。
 

右往左往 2026 07


毎日走り回っているつもりでも所詮大自然の掌で右往左往しているのが関の山そんな私のひとりごと(紫野 木庵 庵主 公童法師)No121

 

授戒(じゅかい)またまたパソコンでネットサーフィンしていると師僧清水公照長老の修中絵日記がオークションで売り出されていた。修中とは「修二会つまり東大寺二月堂のお水取り」のこと。その様子を描かれた絵日記を上下二巻に仕上げられ桐箱に収められ昭和五十年頃300部限定で出版されました。内容は修二会に籠もられる練行衆と呼ばれる和上はじめ処世界まで十一人の僧の役と名前が書かれ二月二十日の別火坊入りから三月十五日満行までの日々の様子が師独特の墨絵で綴られています。まず始めは授戒から「不殺生戒者諸佛盡形間能所受持給戒也練行諸衆自今日七日八日夜間能持給哉否」「能持三反」訳すと「不殺生戒は諸佛盡形の間能く受持したまう所の戒なり練行諸衆自から今日より七日八日の間能くたもつや哉否」と問われ、戒を授かる十人の練行衆は揃って「能くたもつ、能くたもつ、能くたもつー」と答える。これは八斎戒の一番目次に不偸盗戒 不妄語が絵日記には書かれている。八斎戒とは在俗信者用で月四回の布薩(自分の行いを懴悔する)日一昼夜守る戒です。東大寺様で得度させて頂いたときはこれより二つ多い十戒、特に困ったのは五体投地の三礼。まず右膝左膝を床につき右肘左肘をつづけて床につけそのまま両手を御仏の足を持ち上げるように頂くこと。墨染の衣の裾を踏んでこけそうになりながら「氏神 国王 父母に各々に三拝したと記憶している。あれから31年またこの度改めて戒を授かりました。

懐かしや 絵日記眺めて 思い出す 奈良の都の 夏の夜の夢  (公童法師
)

 

いろは説法14(晴れもええ 雨もええ)京都東山泉涌寺近くに三余と言う窯に陶芸家がおられた。師が作られる十二支の干支を青磁で焼かれていた.三余とは「夜は昼の余りもの、陰は陽の余りもの、雨は晴れの余りもの」とのことです。もともとは中国古典 魏志・王粛伝の冬は一年の余り、夜は一日の余り、雨降りは時の余り。余りとは自由に使える時間で「読書百遍 義()(おのずか)ら見(あら)わる」の教えらしい。忙しい忙しいと言って自分の時間がなく本が読めないとぼやいている青年に三つの余りを説かれたとのこと。そこから冬を陰に変えていつも轆轤を回し続けるようにと窯の名前をつけられました。日本では晴耕雨読がよく知られています、今年の梅雨は六月から大雨、梅雨前線に台風二つ接近。鴨川が泥水で氾濫寸前とテレビが報じます。「見に行ったらあかんよ」と言われるがサッカーワールドカップより興味津々。でも今はスマホで川の状態が確認できます。テレビで「日本がんばれ」スマホで河川情報を見つつ災害のないことを願いつつ、「晴れもええ、雨もええ」天下泰安 風雨順次 五穀成就 万民快楽 を祈る日々。そして積み上げられた冊子眺めながら三余をさがしましょう


 

 


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